■ヘアカラーの仕組み

1)染毛前の状態

メラニン色素があるので地毛は暗い色です。
色素を壊さないと、発色効果が発揮できません。

2)キューティクルがひらく

薬液を塗布すると、アルカリ剤の働きで毛が膨張しキューティクルが開きます。
すると、染料と過酸化水素(H2O2)が毛髪内部に入りやすくなります。

3)脱色+発色

毛髪内部に入った過酸化水素が、メラニン色素を分解(脱色)します。
これで髪の明度が上がるのです。 この時アルカリ剤は、過酸化水素の働きを活発にします。
同時に、初めは無色だった染料が酸素とくっつくことで発色します。
このため、アルカリカラー剤は酸化染毛剤といいます。

4)染毛後の状態

酸化された染料は、お互いくっつくことで大きくなり、 キューティクルのすき間から
毛髪の外へ出にくくなります。 よって染色された色素は毛髪内部に保たれます。
これで髪に色が入りました。

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